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VIPRPG紅白2017作品感想メモ:『和風面子だけでばとる』『Element Zero』『カマソッソの謎』

VIPRPG紅白2017作品感想メモ:『和風面子だけでばとる』『Element Zero』『カマソッソの謎』

VIPRPG紅白はニュース速報VIP板RPGツクールスレッドで毎年開催されている、ツクール作品を公開しあい感想を付け合う事を目的とした企画です。

RPGを中心に気になった作品をいくつかプレイしたので、とくにハマった作品の感想など。ちなみにVIPRPG紅白2015の時の記事はこちら。

RPG

和風面子だけでばとる

  • 通常攻撃を2回攻撃化したり毒をかけられるようにしたりする、2種類の自己強化技が特徴の「ザンニンニン」
  • 味方をかばう技や物理反撃技、HPが低いほど威力が上がる技が特徴の「ヒツルギ」
  • 攻撃系と回復系、2種類の「型」を切り替えることで能力や使える技が変わる「水煮(ウォーターⅡ)」
  • 支援メイン……かと思いきや魔法攻撃も結構いける「あかね(赤いきつね)」

という個性的な4人で戦う作品。任意で戦える稼ぎ用のザコ戦もありますが基本はボスラッシュ的な構成で、ギミック満載のボスの数々を倒していくのがとても楽しかったです。経験値によるレベルアップはなく、パーティ共有の「熟練値」を割り振ってそれぞれ2つの追加技(1つはパッシブ)を習得したりステータスを上げたり。振り直しも自由にできます。

戦闘が1つ1つ、ターン制コマンドバトルとしてギミックもバランスも練られているなあと感じました。味方の戦闘スタイルのデザインも秀逸。ザンニンニンの通常攻撃強化は強力ですが強化をかけているターンは攻撃ができず、効果もそれほど長くはないので使い所の見極めが必要とか。ヒツルギのHPが低いほど威力が上がる技はターン開始時のHPで威力判定されるので、この手の浪漫技にありがちな「HP回復したら威力が下がっちゃう」ジレンマがないとか。行動順が味方側→敵側の完全固定で、行動不能や攻撃力半減などそのターンでだけ有効なデバフの活用などもポイント。

またマップには隠し通路が色々あったり、仕掛けや謎解きがわかれば戦闘を回避できる場面もあったりと、探索面も楽しめました。バトルが面白い一方で工夫によりバトルを回避するのも面白いのがジレンマではありましたが……。

難易度は中盤以降そこそこ高めで、敵ごとに結構試行錯誤したりも。水煮を攻撃と回復、どちらの型にするかとか……。とくにラスボスはものすごい激戦で、ここまでアイテム縛りでプレイしていたのですが、最後の最後で形振り構っていられずにアイテム解禁。超ギリギリで倒したのもアツい体験でした。

キャラの掛け合いも楽しかったです。あかねかわいいよあかね。

Element Zero

語りたいことはだいたい上記の記事で語ったかな……ご興味があればご覧くださいませ。あ、話が長くなりすぎるので割愛した点としてはマップが凝ってましたね。エリア2以降全体的に暗いのですが、とくに屋内系のマップだと影の表現がされていて(曲がり角などで少しずつ先が見通せたりする)先の見通せないダンジョンという雰囲気が出ていたり。拾えるオブジェクトが光ることで道標になっていたりもして。

あとはなんだったかな……あ、そうそう、記事では私情を出し過ぎるとあれなので抑えたのですがティーナさんがめちゃめちゃ可愛いんですよ。ビジュアルがどストライクですし、主人公のライナスとの関係性も良かったなあ。

ストーリーは要所要所で挟まる感じでテキスト自体は短編なりのボリュームではあるのですが、ラスボス氏も含めた三人の関係性がとても良かったです。ラスボス戦後の会話とか、(ややネタバレ気味ですが)ライナスが最後、ラスボスに静かに言葉をかけたあと、表情を変えてのやるせなさを滲ませたような問い掛けとかさぁ……。あとラスボス戦の入り方とラスボス曲が演出としてめっちゃ良かったですね……。

さておき、自分のプレイ結果はこんな感じ。(キャプチャツールの設定をミスってマウスカーソルが映り込んでしまいました……。)

元素セットは最終的には道中を火光闇で進めてボス戦で水光闇に切り替えという形になりました。ボス戦で使いたい魔法の使用回数とMPを温存しつつ、他の回数型魔法をなるべく使い切っていく作戦。魔法は貫通を上げてのブラックホールクラスターが決戦兵器感あってアツかったですね……。道中だとプラズマダッシュで接近してからの低行動コスト近接技コンボが面白かったです。最後にギガストリーマーで離脱をかましたりするのも格好いい。

そんな感じで、凝ったシステムで一手一手を考える戦闘が好きな者としてむちゃくちゃ楽しくプレイいたしました。

見るゲ(イベントシーンのみで構成された作品)

カマソッソの謎

VIPRPG紅白2015の際にプレイした見るゲ『エンディングノート』の作者さんの作品ということで気になってプレイ。エンディングノートと同様に群像劇の側面も強く、戦争末期という時代を懸命に生き抜く人々の姿が描かれ、序盤から引き込まれました。立場も思想も多様な人物達の情動や信念、またそれらがぶつかり合う様がアツいのです。中心人物であるネクロさんやベアトの壮絶な生き様や気高さにも心打たれましたが、個人的にその在り方に心酔したのはアグネファイア将軍。心まで炎のような御方でした……。

全体的にはシリアス寄りだけどコメディ的な部分も楽しかった。ベアト可愛い。ネクロさんも最初の印象から一転してお茶目な面も見せてくれるのが素敵ですね。ブラインド君も何だかんだで結構付き合いのよい良い子だったり。中盤で描かれる穏やかな日々で紡がれる絆、それがあっての終盤の、それぞれのできる精一杯をやりきった感じがよかった。とてもよかった……。

アクションシーンなどの動的演出も凄いのですが、とくに凄かったのが神話の時代の戦いを描いたパート。兄と妹が揃って戦場を駆けながら、妹が錬金術で生成した武器を兄に投げ渡し、兄が素早く使ってから妹に戻してまた次の武器を~という流れがアクション映画みたいでカッコイイのです。あと演出といえば、場面展開に合わせてBGMがより音が盛られたアレンジに切り替わるという演出があり、インタラクティブミュージックっぽいなと思ったり。

そんな感じで、とてもアツく、そしてあたたかい物語を堪能いたしました。魅力的なキャラクターが多かったですが最後の最後ではやはり「ネクロさんとベアト」の物語かなぁ……なんて少し思ったりも。ラストバトルでのネクロさんの叫び、ネクロさんとベアトの最後の対話とかもうね……。

上述した「最後の対話」とは別のシーンですが(そっちはネタバレなので……)、ここもすごく好き。

さて、本作は三部作の二作目ということらしく、一作目の『カマソッソの誕生』も気になったのでプレイしました。『~の謎』のジャンル名が「ダークシリアス系見るゲー」だったのに対し『~の誕生』は「ドタバタコメディ系見るゲー」。ノリが全然違う!ノリが全然違うことにもちゃんと設定上の意味があったりもするのですが。面白かったし、終盤カマソッソが至る境地と人類への語りかけはなかなかアツかったけど、『~の謎』を先にプレイして「その後」を知ってるとちょっと切ないものを感じたりもしますね……。最終作『カマソッソの最期』も楽しみです。

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