このブログで扱う対象なのか微妙ですが、Readmeに「※RPG,ACT,ADV,Novel成分を含みます。」とあるのでご容赦いただければと……。
ネタバレは薄めですが、最後の方に唐突に作者である川崎部さんの別作品のややネタバレが入りますのでご注意ください(どう注意すればいいんだ)。
ウディコンの際に初期バージョンをプレイしましたが、バージョンアップしたら改めて1からプレイしたいと思った作品。なのでそうしました。2周目だと、一見よくある感じのいい台詞とか、ネタっぽい台詞に込められた意味とかがわかって「あぁ……」となったりしますね。思わせぶり勢の皆さんが突拍子のない冗談のように言ってる事、後から振り返ってみるとだいたいシャレになってない(笑)。
武器がいっぱいあるのも面白かったです。「これ使っておけば鉄板」というのが無いわけではないですが(もっとも新バージョンでだいぶバランス調整されたと思いますが)、色々な武器を使ってみるのが楽しいので、なるべく固定化せず、いかに自分なりに面白い、格好いい戦い方をできるかというプレイを楽しんでいました。剣があるのがいいですね!「ガンゲイル・オンラインのキリトを再現するぜ」とかいって、銃で凌ぎつつ剣がチャージされたら一撃!とかやってました。
また、さまざまな武器を使うモチベーションとして、技師投資の際のメッセージも大きかったです。川崎部さんの過去作「帝国魔導院決闘科」では一緒に訓練、「召喚指揮候補生」では一緒に戦うと来て、今回の「たくさんのキャラクターと交流していく」要素はこれかー、と思いつつ楽しんでいました。ひとりひとりにちょっとした物語があったり、投資を続けていると突然新しいアイデアで別物になったり。支援して、それに対する悩みとか、ブレイクスルーがあった時の喜びとかを伝えてきてくれるのが素直に嬉しい。
以下、個人的に特に印象深い武器(あるいは技師さん)。
- Medicine:「私にいい考えがあります!」からの流れに爆笑。可愛いから使う枠。弾がパッと散る手応えも結構好きです。
- Melissa:かわいい。
- Magne:一発が重い、しっかり狙って撃つ楽しさを実感できる武器だと思います。対物迷ったらこれ、という感じで信頼して使っていました。
- Tepes:Zell-Dinchtも格好いいのですが、やはり威力とチャージ時間のバランスにおいて信頼性の高いTepesを主に愛用していました。絵面的にも銃+ナイフは結構様になる気がしています。
- Tubal-cain:最っ高に浪漫武器。初回プレイ時のラスボス、これの最終形態で最後の一撃を入れたのはいい思い出です。(2周目はもちろんアレを使いましたが。)
- Tonic-S:これでブレイクしてTepesでトドメ刺すのが最高にキリト君ごっこって感じで昂ぶりました。
- JD-424: シチュエーションを選ばない安定性。
- Nawano:剣との組み合わせの相性がよい。押しっぱなしで撃ち続けられるのも気持ちいいですね。
- Lee:最後の最後で威力が大化けして笑ったしアツい。
「帝国魔導院決闘科」「召喚指揮候補生」に連なる作品として(今回舞台は別の国ですが)、世界観も堪能いたしました。それにしても、やはりあの人とかあの人とか、帝国出身者に出会うと感慨深いですね……。「全ての不幸を茶化して向き合う」それな!あと、今回の「メタそうでメタくないちょっとメタい台詞」は「センテンスは撒き散らかしてある」と(台詞じゃないけど)「残酷な仮定」かなぁ。こういうの大好きでです。
タカマガハラ周りの設定もとても興味深く読んでいましたが、本作のあとにリリースされた川崎部さんの『天使はトラックで轢き潰す。』をプレイしたところ、ラストで「あ、もしかしてこれ同じ世界観?」と感じる部分があったり。実際どうなのかは不明ですがこの辺の設定はやはりこういう設定が好きな人としては大変アツいです。
BGMもボス曲を中心にぐっと来るものが多かったなぁ。そんなこんなで2周プレイいたしました。2周目最終戦の演出もむちゃくちゃアツかったです。
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