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実録:サービス終了3分前にブラウザゲーをクリアした男(「神刻の娘」プレイ記録)

実録:サービス終了3分前にブラウザゲーをクリアした男(「神刻の娘」プレイ記録)

3月10日に開始され、6月25日にサービス終了となった「神刻ときの娘 -VERITAS FILIA TEMPORIS-」。個人的には戦闘も探索も面白く伊藤賢治さんによるBGMも格好良く非常に好きなゲームだったのですが(どんな内容かは窓の杜で上記リンクにある紹介記事を書いたので参考になればと)、残念ながら3カ月ちょっとという非常に短い期間で終わってしまいました。

キャラクター召喚まわりが良心的すぎて射幸心を煽る要素が一切ないとか(キャラクター自体にレアリティはなく補助効果を与える「称号」にのみレアリティが存在、正直お金払うほどのメリットはないしイラストとかも変わらない)、オートバトルだけど常時戦況を見て隊列変更やスキル使用など介入する必要があったりとか(そこが面白いんだけど気軽にながらプレイができるゲームではない)、「DMMのブラウザゲーム」というプラットフォームにマッチしなかったんだろうなぁとか想像はできるのですが、まあ今更それを考察しても詮無きことですので今はただ、無念とだけ。

女性キャラがホーム画面で水着になるアップデートとか始まったあたりから「あ、これアカンかな……」とは思っていたので(女性キャラの可愛さを推すゲームではない……のがそもそもDMMでは辛かったか)、5月末にサービス終了が発表された時もショックではありましたが、同時に「ああ、やっぱり……」という気持ちもありました。

ただ、これでストーリーも途中のまま終わるのかな、と思っていたら数日後に「最終章となる第六章」が実装。ダイジェスト版ということで本来の仕様通りではないようですが、きちんとストーリーに決着をつけてくれるのは本当に感謝しかないです。というわけでそれに応えるべく、自分も最後までプレイしよう!……と思っていたのですが6月は中旬まで忙しく、20日から25日の14時(終了時刻)までにクリアを目指すことになりました。

この時点でのプレイ状況は5章に入ったところ。残り5日でクリアできるかのチャレンジが始まります。……とはいえこの時点では「サービス終了発表後に実装された最終章とか、おまけ程度の難易度でしょ。余裕余裕」と思っていたんだ……。

というわけで「最後の5日間」のプレイログなど。基本的に自分の思い出作りのためのものです。数年後に懐かしくなっても、ゲームを引っ張り出して再プレイとかできないですからね……。もはや今からプレイすることもできないので、ネタバレも遠慮しておりませんのでご注意……する必要もないか。

これまでのあらすじ(超ざっくり)

  • 世界を滅亡から救うため女神ラプラスにより「まほら島」に召喚された、神の力を宿す人間「神格者」達。神話の世界を旅して神々の武器「アーキタイプ」を集めよう!(1~3章)
  • ラプラスの対となる女神ハーンの勢力が攻めてきた!「人間もうダメでしょ浄化しよ?」と世界を滅ぼそうとしているのはこの人。反撃するも、ハーンの「エ・テメン・アン・キ」の力で地上に墜とされる神格者達。(3章終盤)
  • 地上は魔物が跋扈するようになっていた。何故かそのことをあらかじめ知っていてこれに備えていたっぽい謎のおっさんカドモンに力を貸し、まずはトウキョウ各地の魔物を討伐することに。(4章)
  • カドモンによりまほら島へ帰る準備が整ったので50Fの塔の天辺まで登ろう!ただしなんかカドモンの部下が反乱起こしちゃったからぶっ飛ばしながら進もう。(5章、これから攻略)

前提知識

  • HPと別に、HPが0になると減るライフがあり、ライフの数はキャラクターによって異なるが5前後。誰か1人でもライフが0になるとクエストから強制撤退となる。ライフを回復するには拠点の施設でライフ1につき20分の休養が必要。
  • 戦闘はオートバトルで、プレイヤーの介入要素は陣形変更のほか、時間経過で溜まる「WP」を消費する各種スキル、およびアイテムの使用。一度使うとクールタイムがありスキルやアイテムの連続使用などはできない。
  • 課金コンテンツの販売は6月19日のメンテナンスで終了し、以降「いざという時はチートで突破」という手は使用不能に(メンテナンス終了前に能力アップの加護とか受けておくか悩みましたが結局使わず)。

6月20日(残り5日)

というわけで、50Fある塔が5Fごとに1クエストになっており10クエスト。各フロアごとにスイッチを正しく押すなど色々な仕掛けがランダムに現れる感じで簡単なのだと1フロア数分で突破できますが、「カードキーを持っている敵を倒す」フロアが若干厄介で、20~30分かかったりしました。

ボス戦は10Fおき。10Fボスの「対神格者砲」が一番ビビりました。ダメージ値的には「当たったら絶対墜ちる」ので、中央密集陣形だった初回は一発全滅で撤退。散開陣形をセットした2回目で撃破。

一番体力のあるアーマー職でもHP200くらいなのでこれは当たったら絶対にアウト。カウントダウンがあるので散開陣形で被害を抑える感じで
一番体力のあるアーマー職でもHP200くらいなのでこれは当たったら絶対にアウト。カウントダウンがあるので散開陣形で被害を抑える感じで

とはいえ基本的には順調に進んでいました。ライフが減って回復待ちになったキャラクターを下がらせてメンバー交代するローテーション戦略も面白いなと気付いたり。サービス終了5日前に気付くのは遅すぎですが……。

ともあれ、1日がかりで10クエスト、50Fクリア完了。お、これはいいペースでは?6章のクエストは5つだけ(未解放のクエストも一覧に「?????」と表示されており、クエスト数はわかるようになっている)だし余裕っぽいな、と思いつつきりのいいところで就寝いたしました。……その後に待ち受ける地獄も知らずに。

6月21日(残り4日)

最終章クエスト1つ目「煉獄にて」にチャレンジ。「エ・テメン・アン・キ」に対抗するため、七つの原罪に対応するボスを倒して原罪を浄化するという内容。……あれ、これ1クエストだけど実質7クエスト分の内容じゃね? 多分ダイジェスト版になる前は7クエストだったのを1つに纏めたんじゃないかなーと思われます。

ともあれ、ボス1体倒すたびに主に壁役のアーマー職がライフ2~3減らして再出撃まで40分~60分待ち。1日がかりで何とか1クエストクリアしました。あと途中で回復アイテムが尽きてしまい、お金を稼げるサブクエストに行ったりもしていました。

まあそれでも、あと残り4クエストで3日、何とかなるでしょう……とこの時点ではまだ高をくくっていたのです。

これまで新たな陣形を編み出して神格者達の前に立ち塞がり、負けるとその陣形を勝者への礼儀として教えてくれてたゴブリン隊との最後の決戦もあり。4連戦がアツかったのですが、これ本当はもっと分散させる予定だったんだろうなぁ……
これまで新たな陣形を編み出して神格者達の前に立ち塞がり、負けるとその陣形を勝者への礼儀として教えてくれてたゴブリン隊との最後の決戦もあり。4連戦がアツかったのですが、これ本当はもっと分散させる予定だったんだろうなぁ……

6月22日(残り3日)

最終章クエスト2つ目「双対の決戦」にチャレンジ。3章終盤でも行ったハーンの居城へ攻め込むのですが、トラップが仕掛けられているためこれを見分けられるレンジャーを連れていくのが基本。あんまり育ててなくてレベルが他のメンバーより一回り下がるし戦力的には結構キツい。案の定、1Fの奥に待ち構えていたハーン勢力の神格者に勝ったもののライフ回復に100分待ち。

ここでレベルの低い&もともと戦闘向きではないレンジャーを連れて行くのを断念。レンジャーのスキルを代用できる消費アイテム(宝箱ドロップ、非売品)を集めるため過去クエストを周回することに。最初からそうしておけばよかった……!

そんな感じで2Fも何とか越えて、3Fに待ち構えていたハーンと対戦するも、「前衛に壁職2人+自分の左右に回復職2人」というガチ固め体勢を崩せず、あわあわしているうちに全体攻撃を食らって敗退。「1日1クエスト」も達成できず焦りつつもひとまず就寝。ここで初めて「あれ、これってもしかしてクリアできないのでは」という不安がちらついてきました。

それはそれとして、ここに来てハーン側の神格者達がかつては自分達と同じようにラプラス側だったこと、しかし故あってハーン側につき時をやり直していること……つまり前任者達だったことが判明。アツい
それはそれとして、ここに来てハーン側の神格者達がかつては自分達と同じようにラプラス側だったこと、しかし故あってハーン側につき時をやり直していること……つまり前任者達だったことが判明。アツい

6月23日(残り2日)

回復アイテムがほぼ尽きたので、お金稼ぎ用のサブクエストを昼まで周回したのち、ハーンと再戦。……負けました。こりゃレベル上げないと駄目だなという状況ですが、すでに1レベル上げるのにかなりの経験値が必要なレベル帯に達しており……。 できればやりたくはなかった「キャラクターの神格統合(いわゆる合成)による経験値入手」を始めました。遠征(「艦これ」とかの遠征と同じで、数時間お使いに出すとお金やアイテムを持って帰ってきてくれる)、に回していた控えメンバーを使ってレベルアップ。統合する神格者のレベルが高いほど多くの経験値を得られるタイプなのが助かりました……。

これで基本火力を上げて、さらにWPを溜め込んでから畳みかける戦術で何とかハーンの取り巻き撃破。一人になったハーン自体はそれほど難敵ではなく(やたら固かったですが)撃破。この時点で18時。これが最後の難所だろう、と思って次のクエスト「空へと伸ばす手」に挑みますが……。

レベルが低い控えキャラクターを今から育てるのは間に合わないし、レベルが低いと絶対戦力にならないという判断につき、「この5人で行く」と決断的に決断して他を全部経験値に。ちなみにこのメンバー、初期メンバーから1人だけ入れ替わった形ですが(初期選択キャラで自分的には主人公扱いしている魔法剣士・巧が魔法寄りバランス型なので、物理寄りバランス型のソルジャー・明日香を物理攻撃型の剣豪・寛英にチェンジ)、入れ替えた初期メンバーと別れるときが一番悩んだし辛かったですね……。

ともあれ、キャラクター一覧がすっきりしました。控えメンバーによる遠征でちまちま金稼ぎもできなくなったので、いよいよ末期戦。レベルが上がったメンバーで「空へと伸ばす手」再チャレンジ。

本格的にやばい。このクエストのボス、5章の10Fボスが使う対神格者砲を後衛2人が、しかも予告カウントダウンなしで使うという鬼畜ぶり。配置的にもどんな陣形でも2人は墜ちる形で、えっこれどうすればいいの状態です。さらなるレベル上げの必要を感じましたが、もう大量の経験値を一気に入手する手段はない。

6月24日(残り1日)

ここに来て2つの稼ぎメソッドが確立されました。

  • 育成用サブクエスト「戦士の試練・極」を、ザコ敵がリポップしなくなるまで刈り尽くす。1周回約100戦・1時間15分ほどで経験値4~5万入手可能(だいたい2回まわれば1レベル上がる計算)。敵は難敵ではないがある程度様子をみないと戦闘不能になってライフを失う危険あり。さらに、戦闘時にユニオンアタック(陣形に応じて使える、WP消費の協力攻撃)「ファランクスプレス」(敵前列を攻撃、防御低下とスタンの効果あり。割と重宝)を使うことでレベルアップの機会あり(使うとランダムに上がり、威力が増加し消費WPが下がっていく。どうも弱い敵相手では使っても上がらないっぽい)。
  • 「バビロンの亡霊兵士」討伐ミッションを受注、3章のクエスト「神々の門」にこの敵と大量に連戦する場所があるので(3章プレイ当時は「突っ込むと絶対勝てないので避けて通るべき場所」という扱いだが、今となっては余裕)ここ1回でミッション達成できる。5分でお金2,500と経験値2,000前後を入手可能。放置しても絶対に戦闘不能になることはないので、戦闘速度4倍速で流せる。ノーリスクで金と多少の経験値を入手可能。さらに、宝箱からまれに、WP消費なしでユニオンアタックを発動できる「ユニオンベル」を入手可能。

レベルが足りないか、アイテムが不足しているか。状況に応じてこの2つを使い分けていきます。もはやゲームをプレイしている自分の上位で、「残された実時間リソースを、どのゲーム内リソースの取得に振り分けるか」というメタゲームが発生していました。 と言っても勝てない理由はやはりレベル不足が大きく、主に「戦士の試練・極」を回すことに。結局最終的に5~6周はしたのかな。敵シンボルを探し回る必要があり、戦闘もそれなりに注意を払う必要があり、それでいて繰り返し作業。だんだん心がすり減っていくのを自分でも感じます。まあ多少のよそ見はできるので、Twitter見ながら周回していましたがこれがかなり気分転換というか救いになりました。 そんな感じで朝から稼ぎつつ、11時頃に何とか「空へと伸ばす手」クリア。次のクエスト「野心と神と」の様子見をしたところ1~2レベル上げないと歯が立たなそう。半日かけて経験値と金稼ぎに明け暮れました。 自分、本来レベル上げ戦闘とか苦手なのですが背に腹はかえられず。たぶんこれまでの人生で一番レベル上げ戦闘したと思います。

もはや休憩という言葉は「半放置できる稼ぎを周回」という意味に。

そんな感じである程度レベルを上げて、道中の敵は難なく倒せるようになったので、21時頃ボスに突撃。……まだ勝てない。開幕早々に全体攻撃+スタン効果の「カリスマボム」を使って来るのが凶悪です。さらなる経験値稼ぎが必要。

6月25日 1時(残り13時間)

いよいよタイムリミットを時間単位で数える段階に来ました。これ以上の稼ぎは気力的に無理、という所まできてラスト1個前のボスに突撃。


「あっこれ無理かも」と思った瞬間その2でした。

それでもやれるだけのことはやろう、ともう少し経験値稼いで再戦。朝5時に倒しました。ここでライフが2減って40分待ち。一旦寝るかどうか悩みましたが、ここまで来たら頑張ることに。(運命の分岐点、その1)

人類を導くため神格者達の力を欲したカドモン。若干メタを匂わせつつも堂々とした最期。いろんな意味で実質ラスボスでした
人類を導くため神格者達の力を欲したカドモン。若干メタを匂わせつつも堂々とした最期。いろんな意味で実質ラスボスでした

6月25日 6時(残り8時間)

最終クエスト「新たなる神話へ」に突撃。もう気力的に経験値稼ぎは無理なので、これまでと同じペースで難易度が上がったらギブアップかな……と思ったところで思わぬ朗報。このクエスト、本来課金アイテムである「信仰の勾玉」が宝箱からドロップしまくる……! 勾玉による召喚はレアリティの高い称号付きのキャラクターが出るのですが、本題は称号自体ではなく、レアリティの高い称号付きだと初期レベルも高いこと。最高のレベル30で紹介されたキャラクターを神格統合すれば、1~2回で1レベル上がる計算です。これは……勝ったか!?

また、同様に課金アイテム「生命のしずく」もどんどん手に入ります。これはライフが減ったキャラクターの休息を一瞬で終わらせるもの(艦これで言うところの高速修復材)。これで回復待ち時間を気にしなくてよくなったのも大きい!

さらには「夢見るしずく」も入手。これは本来は戦い続けることで上がる(ざっくりとした説明)「貢献度」を一気に上げる「デート」ができるもので、貢献度が一定以上になったキャラクターを別のキャラクターに「神格継承」することで、その能力の一部を引き継ぐことができます。勾玉で召喚した高いレアリティの称号をもつキャラクターから、相性のよいキャラクターを選んでデートして神格継承させる、よりどりみどり状態。しばらくキャラクターカスタマイズを楽しみました。

神格継承って、宿った神の力を継承して本人は召喚元の世界へ帰る、という理解だったのですが、なんか自分が消えちゃうような発言する人が多くて不安です……(汗)
神格継承って、宿った神の力を継承して本人は召喚元の世界へ帰る、という理解だったのですが、なんか自分が消えちゃうような発言する人が多くて不安です……(汗)

そんな感じで、若干余裕を感じつつ10時頃までレベルを上げて、いよいよラスボスに突撃。……そうはいっても流石にラスボス、まだちょっと倒せそうにありませんでした。「あれ、意外と余裕ぶっこいてる場合じゃなかった?」と焦り出しつつ12時まで育成に集中し、そこから1時間半で片を付けると決意。

6月25日 12時(残り2時間)

「あっこれ無理かも」と思った瞬間その3。切実に時間がない。1時間があっという間で、「時間が経つのってこんなに早かったっけ……」などと世迷い言を言い始める段階に来ていました。まあ寝てませんし。

6月25日 13:03(残り57分)

ここで、回復アイテムを買う金を稼ぐのか、勾玉を拾ってレベルを上げるのかの判断に迫られ、「レベルが足りなければ回復し続けてもジリ貧」と後者を選択しました。(運命の分岐点、その2)

これは本気で焦りました。最終クエスト道中に宝箱は3つあるのですが、3つのうち1つも勾玉が入ってないことが2周続いたり。

6月25日 13:35(残り25分)

レベルが48と49になりました。もう1周して全員レベル49にしようかな……と思ったのですが、間に合うかギリギリだったので諦め。(運命の分岐点、その3)

勝っても負けても時間的にこれが最後であろう、ということで、開幕直後に防御バフをかけたあと残ったユニオンベル4個を連続使用。

ハーンとラプラスの取り巻きのガード3人のうち、1人を撃破、他もHP残り僅か。ただしこのまま放置しているとまた回復される……
ハーンとラプラスの取り巻きのガード3人のうち、1人を撃破、他もHP残り僅か。ただしこのまま放置しているとまた回復される……

続いて、ユニオンベル使っているうちに溜まったWPで全体攻撃魔法「グレイシアポール」を発動。

取り巻きガードをもう1人撃破。残りももう少し。
取り巻きガードをもう1人撃破。残りももう少し。

それと通常攻撃で、取り巻きのガード3人を倒し切り、残りは女神二人組。敵側の陣形でどんな攻撃をしてくるかはある程度読めるので、こちらはそれに応じて被害を最小限にする陣形へすかさずチェンジ、いざという時の回復用にWPを残しつつ余裕があればファランクスプレスで削る……という持久戦に。流石ラスボス、HPが高いので時間はかかりそうですが、勝ちパターンが組めてきました。が、ふと気付きました。

このままだとサービス終了の14:00までに終わらないのでは……?

6月25日 13:46(残り14分)

こりゃまずいということで、戦闘速度を2倍速に変更。陣形変更や回復など、操作ミスが許されない状況でこれはなかなか厳しかったですが……。

必殺技の準備動作に入ったハーン(防御バフが切れているため来る技次第では全滅もあり得る)をギリギリ溜まったWPでファランクスプレスを発動して倒し……
必殺技の準備動作に入ったハーン(防御バフが切れているため来る技次第では全滅もあり得る)をギリギリ溜まったWPでファランクスプレスを発動して倒し……
ラプラスの魔法(っていうか魔砲)をギリギリで耐え凌ぎ……(結構墜とされもしましたが)
ラプラスの魔法(っていうか魔砲)をギリギリで耐え凌ぎ……(結構墜とされもしましたが)
このタイミングでファランクスプレスがさらにレベルアップ……!
このタイミングでファランクスプレスがさらにレベルアップ……!

6月25日 13:57(残り3分)

回復役が墜ちて復活させる暇もなく、前衛もほぼ瀕死ですがついに……
回復役が墜ちて復活させる暇もなく、前衛もほぼ瀕死ですがついに……

残り3分でラスボス撃破いたしました。

ラスボス撃破後のエンディングイベントは簡素ながらこれまでの旅を労うもので、ほのかに胸が温かく
ラスボス撃破後のエンディングイベントは簡素ながらこれまでの旅を労うもので、ほのかに胸が温かく

運命の分岐点について

まあほとんどすべての選択がそうとも言えますが、特に思い返して「ここがターニングポイントだったなあ」と思う3つについて。

  • その1。ここで寝るっていうのはまあぶっちゃけほぼ諦めるという選択ですが、頑張ってみたところ最終クエストで経験値を楽に稼げるという光明が。でも寝てたら間に合わなかった。
  • その2。回復アイテムの金稼ぎよりレベル上げの方針で正解。正確には回復薬(小)はいっぱいあるけど(中)がほとんどなく心許なかった。でも適切なバフをかけていれば1回のダメージ自体は少ないので、1回攻撃されるたびに回復アイテム(小)を使うことで戦線維持可能(クールタイムがあるのでほぼ常時操作になりますが)。
  • その3。ここでもう1回経験値稼ぎの周回をしていたら14:00までのクリアに間に合わなかった!(多分、次の通信のタイミングで止まるだろうから、ラスボス倒したあとにエンディングイベント見られないとか最悪なことに……)

感想とか

とくにハック&スラッシュ系のRPGにおいて、時間あたりの稼ぎ効率などはそれなりに意識したりもすると思いますが、今回はそれが「効率よくゲームを進める」というレベルではなく文字通り死活問題。例えば「ここで1時間かけて2.5万ゴールドと2万弱の経験値稼ぐのと、ほぼ同じ時間で経験値5万稼ぐのどっちが必要か?」といった判断を次々と迫られ、迫り来るタイムリミットの中、非常にスリリングな「ゲームプレイを管理するメタゲーム」を楽しむことができました。

「あと10日で世界が滅びるのでタイムリミットまでに救え!」みたいな制限つきRPGとか結構好きですけど、今回はそれの究極版。リアル時間でいつまでにクリアしないと永遠にその世界へのアクセスが失われてしまう、という状況がゲーム内の設定と一致して、滅多にない良い経験ができたと思います。

もちろんゲームプレイそのものも面白かったです。最終クエストで課金アイテムが大放出になるので、実質的なラスボスはその1個前だったかな。正直、その前に1日がかりで稼いだ以上の経験値が、道中だけなら10分弱の最終クエストを数周するだけで手に入ってしまうのは複雑な思いもありましたが(笑)。実質チートのようなものなので、もうちょっと時間があればもっとじっくり、行きそびれたサブクエストとかも行きながらレベルアップしていきたかったですね。……ってまあ、それが許されないような残り少ない時間での実装だからこそ、こういう仕様になっていたのだとは思いますが。

というか、サービス終了発表後の実装なのに、一部ダイジェストとはいえやり応えのあるクエストと、やや急ぎ足ながら物語の結末をしっかりと提供していただいたことに改めて感謝したく。

最後にちょっと、スマホゲーや昔ながらのネトゲも含め、サービス運営型のゲームにつきまとう「いつか終わってしまう」「手元に残らない」という話について。それがゲームとして欠陥であるかのように述べる言説を見るたびに思うのですが、「今、この場でのみ体験できるコンテンツ」というのはエンターテイメントとしてはそれほど珍しいものではないと思うのです。体験型のリアルイベント(脱出ゲームとか)とかもそうだし、もっと言えば子供の頃友達とやった缶蹴りなんかも。

(むしろサービス型だからこそできる、「誰にとっても絶対に覆せない」サービスの終了と物語や世界の終わりを絡めた演出ができるし、それを活かしたゲームもいくつか出て来ています。というのは余談ですが。)

だから自分は、その中でどれだけ濃い経験をできたか、そしてちゃんと終わらせることができたかを重視します。そういった意味でこの「神刻の娘」は短い間でしたが――といってもコンシューマの長編RPGを1本クリアする程度以上にはやり込めました――楽しくプレイでき、そして「最後」まで遊ぶことが(サービス側の努力と自分のゲームプレイが重なって)できたのは幸福でした。逆に言えばやっぱりクリアできてなかったら一生後悔してたと思いますが(笑)。

そうは言ってもやはり寂しいので、思い出のよすがが欲しい。これについては今時ならゲームのプレイ動画を録るのは簡単ですし(実際この5日間のプレイの多くは録画しています)、こうしてプレイ記を残すのもその一つです。最初にも書きましたがこの記事は自分の思い出作りのため、数年後に「神刻の娘ってゲームがあったなあ」と思ったときに読み返すために書きました。ゲーム自体にアクセスする手段はもうなくても、そうやって数年おきに思い返すくらい、心に残るゲームだったと思います。

なんか微妙に話がまとまらんくなってきたので、まあこの辺でおしまい。

メインシナリオの締めはやっぱり、ラプラスさんお馴染みのこの台詞でした。制作に関わった方々に良き導きがありますように。
メインシナリオの締めはやっぱり、ラプラスさんお馴染みのこの台詞でした。制作に関わった方々に良き導きがありますように。
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コメント&トラックバック

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  1. このゲーム終わっちゃってたのか
    最後までやったのですか、すごい

  1. […] てもいいのでカジュアルにゲームプレイを動画保存できるソフトも欲しいかなと……。具体的には終了間際のブラウザゲームのほぼ全プレイを思い出作り用に録画するために買いました。 […]

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