5月3日に正式リリースされたデッキ構築型ローグライクRPG『クロノアーク』。今更わたくしが何か言うまでもなく、4年以上にわたる早期アクセスの間に既に高い評価を得ている作品で、自分も以前セールか何かのときに購入済み。早期アクセスのうちに触ってみるのもありかなとも思いつつ、他にやりたいゲームも色々あって結局正式リリースで初めて触れることになりました。
周囲でプレイしてる方々の評判もよく、自分的にも特にこういう系のゲームでありつつ「JRPGっぽさ」を感じる点が、JRPG大好きマンとして期待大でした。とはいえこういう系のゲームなので繰り返しプレイしてるうちにじわじわ良さを感じるような形になるのかな……と、思っていたのですが。結果的には1周目からめちゃめちゃ濃い体験をして完全に惚れ込んでしまいました。
とくに最終戦において、複雑なギミックを読み解いていき「このゲームよくできてんな~」と感じつつ、判断ミスって詰んだ……と思ったところから九死に一生を得ていく様子が我ながらアツかったので、その辺を中心に初見プレイ記を書きたくなってしまいました。ので書きます!
熟練プレイヤーの皆様におかれましては初見の初々しい反応を楽しむコンテンツとして、あるいはどんなゲームか気になってる方もバトルの雰囲気を掴むのにご利用いただければと思います。ボスの戦術のネタバレになってしまうのでそこはご注意ですが。正直な気持ちとしては読まずにプレイして僕と同じようにビビってほしい!
初周パーティメンバー
プレッセルを入れることは最初から確定していました。Twitterでちょいちょい見かけてた時点でもうビジュアルがどストライクでして。あとはチュートリアルにも居たくらいだし初心者向けだろうという読みで(あと格好いいし)アザール。追加1人目はバランス的に防御役かなということで、これまたチュートリアルに居たミス・チェーン。追加2人目はバランス的にアタッカーだろうということでヘイン。
という感じで進めたのですが、ちょっとびっくりしたのはこのゲーム、戦闘のチュートリアルはすごく丁寧でわかりやすかったのですが、探索まわりが割と最小限の説明で放り出されて手探り感ありますね。おおむね触ればわかるようにはなっているので最近のゲームの親切さに慣れすぎてちょっと甘えすぎたかなとは思いますが。……えー、何が言いたいのかというとキャンプでプレゼントを渡す要素を見落として1回渡しそびれました。
なので1回逃した上で、渡す機会が3回あったのですが、3回ともプレッセルに。会話イベントも見ましたが、現状で「……ん?」と引っかかる点があるのは想定内。実の所、世界観の仕掛けについて早期アクセスの間にTwitter上で流れてきたプレイツイートなどから緩く察してはいるので、キャラクターについてもこのあたりはまだ浅瀬も浅瀬なのだろうと思っています。最終的に彼女にどういう印象を持つことになるのか、色々な意味でドキドキです。ちなみに世界観のあれこれについては序盤からかなりあからさまな匂わせがあったので、そもそもガチで隠すつもりはない系だったみたいですね。
まあこの話は本題ではないのでこの辺で。
最初にこれはちょっとやばいかなとなったボス
初の戦闘不能者を出したのがこのボスだったかな。前のターン、ヘインが瀕死状態になっていたのですが、瀕死状態でコストが下がるスキルがあったのでせっかくなのでそれを使ってから回復しよう!と思ってたらターン開始と同時になんか凄い大技が来て戦闘不能に!うわあああ!!
この手のゲームって、特別なことが起きる場合はテキストに書いておくのがルールじゃないん?てちょっと思いましたが、いやもしかしたら前ターンに大技準備みたいのが書いてあったの見落としたのかもしれない……。もしそうじゃないとしても、「敵が動くまでのカウントは0以外」とは書かれてないのでやっぱり甘えですね。細かくは覚えていませんが前ターン、回復やバリアに割くAPは十分あったはずなので、判断ミスだったかなと思います。
まだ半分ちょいしか削れてない時点でこれは厳しいかな~、と思っていたのですが。
スキルのシナジー強化?をする機会に、序盤からかなり頼っていた「神の怒り」で幻影の刃を生成するようにしたのがここで功を奏しました。これで何とか倒せた~!
HP共有の敵のどっち狙うかもしっかり意味があるのも面白かったですね。左の回避率が高いので最初は右を狙っていましたが、反撃構えられたところで左を狙うようにしました(やっぱりちょっと外した)。あとこのボス、ビジュアルもいい!!
この辺でもう「クロノアーク、なかなか面白いやん」となっていましたが、さておき本命は次です。
最終戦(最終戦だと知ったのは後になってからですが)
ボスのギミックを把握するのに手間取ったのですが、わかってみれば「おおーこれはよくできてるな!」となるボスでした。
まず、「死の宣告」についてのテキストを読んだけど色々把握しきれず混乱していました。「死印」の方のテキストを見て「味方全員が26の固定ダメージ」とあるけど受けてないけどな?となったり。「死印のある状態でもう一度死の宣告を受けると」という意味なのがわかっていなかったんですね。
また、キャラやスキルの上に表示される「死」マークもよくわかっていませんでした。これはボス側のテキストをちゃんと読めばわかるので純粋に読み込み不足ですね。わからないなりに、たまたまプレッセルのスキルを残していたので、2ターン目の死印はプレッセルに。
そして3ターン、ようやく「死」マークの意味を把握?して「そっか、スキル欄を空にしてターンエンドすれば死の宣告が飛んで来ないんだな!いやー面白いギミックだな!」とその通りにしたら、
ミス・チェーンに飛んできてええーっ!と。なんで?とボス側のテキストを読んでみたら「“優先的”にターゲット」とか書いてありましたね……読み込みが甘い! しかしここ、アザールかプレッセルに死の宣告が飛んできたらそこで終わってたと思いますので、1/2で命拾いしてました。プレイ中は焦りまくりでそこまで気が回っていませんでしたが……。
そこでついに死の宣告のターゲットの仕様を完全に把握しましたが、次に思ったのは「え、じゃあ4ターンで速攻しないと詰み、あるいは全体26ダメを何とか耐えなきゃいけないってこと?」。勿論そんなことはないことにすぐに気付きました。この辺のどんどん仕様を把握していく様子は当時のツイートにも残っています。
あ、わかった、そういうことか
— 友次郎/ユージン (@finalbeta) May 10, 2024
これはやっぱりまずいぞ 速攻しかけんといけない感じかぁ
あ、やっぱまずくないや。なるほどなるほど。面白いギミックだなぁ
— 友次郎/ユージン (@finalbeta) May 10, 2024
最初に死の宣告を受けたキャラの死印がターン経過で解除されるので、またそこから再度被らないように死の宣告を受けていく、というサイクルですねなるほど。パーティ全員のスキルが重ねて表示されるシステムならではのギミックで面白いなあ!と思いつつ、一通り把握したのでもう大丈夫だぞーと余裕ぶっこき始めたのですが。
次、プレッセルで受けないといけないターンでプレッセルのスキルが出ない。交換しても出ない、でも戦術選択引けたんでこれでドローできれば……やっぱり出ない!!
諦めるのはまだ早い、1/4でプレッセルに来れば何とかなる!
そう都合良くは行かないですよねー。
これは運がなかったな、と思いかけたところで、スキルの交換回数を増やせるアイテムがあったことを思い出しました。運で負けたと思ったら実はやれることまだあったのあるある過ぎる。この手のゲームでついアイテムの存在忘れちゃうんですよね……。いい勉強になったな、次頑張ろうと反省会モードに入っていましたが……。ふと思ってしまいました。
いや、これまだワンチャン行けるんじゃね?
なにしろ回復手段だけは潤沢なので、粘りつつ削ってけないものかなと。そして今度こそ交換回数増やせるアイテムを使っていくぞ!と。なんと2個もあるので何とかなりそう。
ただなかなか攻撃スキル来ないな~、と焦ってましたが、そういやそもそも攻撃スキルは「神の怒り」の1個しか入ってなかった。うわやっぱダメかも!死印受けたのでこのターンに倒せなかったら終わりだし。
(後にして思えば死の宣告の26ダメで瀕死になっても次のターンに立て直せるかな?とも思いましたが、処理順が死の宣告の26ダメ→死印のスリップダメージならやっぱり終わりかな。処理順どっちだろう……)
いや、キャラが一人になってるのでデッキの回転率上がってるのか。それなら……。しかしデッキの中身は見られんのかこれ、もう「神の怒り」が残ってるのかもわからんくなってきた!いや「神の怒り」を使用済みでも引けるようにするのあったよな、なんだっけ、とにかく来てくれー!!と祈りつつ。
交換して、
戦術選択!これは使おう。カウント進むけどむしろ敵側の攻撃は先に受けちゃった方が後のこと考えやすいし。
加速引けたのはありがたいかも!ともあれ浄化バリアは交換して、
立て直し、そうそれ!
これで「神の怒り」引いて、加速で4から2にコスト下げて、
(実はオーバーチャージでコスト上がるの忘れて戦術選択使ったのミスったかな?と焦ってたので加速本当に助かった……)
ホームラン!!
そして焦らずかかってるデバフを確認し、10ダメージ(だったはず)受ける苦痛があったのをしっかり見逃さず(えらいぞ自分)、薬草を使ってターンエンド。
クロノアーク、神ゲー!と思いましたがいや待て、お供が自然消滅するわけではないのでここから下手したらあと2発神の怒りを入れないといけない。回復あるけどお供の攻撃力がどんどん上がっていくので耐えられるかどうか。
まずは1ターン回復に専念して、さて次……って、??????????
なんか急にボーンて爆発して勝った……? あ、そういえば霧が来るターンになると全体にダメージみたいな遺物セットしてたっけ。確か40ダメだったかな。そして残ったお供のHPも40。
…………
クロノアーク、神ゲー!!
いや流石に色々出来すぎだろ……自分で言うのもなんだけど「持ってる」な!ともうテンション爆上がりまくりでした。引けてたアイテムや遺物といった偶然にかなり助けられたりもしたとは思うのですが、そこも含めて「こういうゲーム」として面白すぎる。
先にやっておきたいゲームが色々あるので続きは来月あたりからの予定ですが、これはじっくりたっぷり楽しめそうだなあという予感です。ていうか初周ゆえの手探りもあったとはいえ1周が思った以上にボリュームあるので、一気にやるというより時間をかけて少しずつやってくのが良さそうとも感じましたね~。あまり間を開けすぎて勘を失わない程度に。
もしかして初周初見クリアって負けイベ勝っちゃったみたいな扱いなのかな
おまけ。というわけでいよいよ時計塔到達!どう話が進むのかな~というのも楽しみだったのですが……。
お、チュートリアルの人(?)だ。褒めてもらえて嬉しい~。って、
あれ?なんだか強制ゲームオーバーみたいな感じに。
もしかしてこれ、本来は時計塔到達前に一度はゲームオーバーになって話が進む想定のところをイレギュラーしちゃって、負けイベで勝っちゃったときの特殊イベントみたいな感じになってます?
あるいはそれも含めて(想定内の)演出なのかな、とも思いますが、何とも言えず……。ネットで調べればわかるとは思いますが、まだちょっとゲーム外から情報を得るのは避けておきたいフェーズなのでいずれその辺解禁したら、かな。
(※この件だけならストーリーや攻略のネタバレには全然ならないと思うので、教えていただくのも大歓迎です)
おまけパートのさらに余談ですが、自分はソロゲーの一本道RPG(たとえば軌跡シリーズなど)はクリアまで一切攻略などを見ない派。一方で主に運営型で見られる、一人では調べきれないくらいのデータを攻略wikiなんかにも頼って把握した上で自分なりの戦術を立ててくようなゲーム(たとえば原神など)なら見てもいっかな派です。で、クロノアークは「どっち」なのかちょっと計りかねてます。更新を重ねながらゲーム内容やキャラを追加していったのは運営型っぽい雰囲気を感じてましたが、それはあくまで早期アクセスだからであって、完成した今となっては基本的にはソロゲーなのかな。
ひとまず現状としては、メインストーリークリアまでは外部情報に頼らずやりたいなと思っています。ただ有志の方が攻略wikiを立てていただいているので、「やっぱ自力では無理だー!」と詰んだときの保険があるのは有り難いですね! もし自力でメインストーリークリアできたら、それはそれで答え合わせ的な感じで見るのも楽しみにしています(ソロゲーでもそういうのはめっちゃ好き)。
さておき。
いや前回も行ったけどね? やっぱりイレギュラーだったのかな~。ともあれ現状で既にストーリーやキャラクターにも惹かれるものを感じており、続きが楽しみです。
ちょっと成長した感じのルシーもいいなぁ!と、これの解放もモチベの一つにしたりもしつつ。ただシナリオと齟齬のあるスキンとか使うのは苦手なので、これが解放される頃にはこのルシー使っても変じゃないような展開になってたりするのかなというのも気になりますね。まあ齟齬があるならメインストーリークリア後のやり込みみたいなところで使う感じになると思います。
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