オープンワールドRPGが流行りだした頃からずっと「JRPG的な世界観やキャラクター、アニメ調ビジュアルのオープンワールドRPGがやりたいなァ……」と思っていた身としては、発表当初から結構期待していた『原神』。ついにリリースということでプレイしてみたら期待以上の内容でどハマりしてしまいました。探索がめちゃめちゃ面白く、キャラクターも魅力的。ストーリーも「人と神の距離が比較的近い世界のファンタジー」としてなかなか引きこまれる感じです。
ただ、事前情報からマルチプレイ・ソーシャル要素は薄そうという感触はあったものの、運営型ということで日々の細々としたタスクをこなさないとメインクエスト進行もままならないとか、育成素材集めのためのダンジョン周回が重かったりとかするとやだなーという懸念がありました。その辺のめんどくささが自分の許容範囲を超えたら投げる気まんまんだったのですが、結果的にはほとんどやりたいことだけをやって、現在実装されているメインクエストを最後まで進行させることができました。
というわけで、この記事は『原神』の感想・レビュー・紹介記事ではなく、「こんな感じのゆるふわっとしたプレイでも十分進めることができました」というメモです。マルチプレイで活躍したい!となると話は別かもしれませんが、マルチをやるつもりはないし、ゲームを進めるにあたってその必要も無さそうですので。アイテム課金制の運営型ゲームだけど、自分の感触としてはキャラクターの加入方法と「アップデートで地域が追加されていく」という要素以外は、ほぼほぼスタンドアロンのゲームとしてプレイできたので、そのあたりを語っていければと。
自分と同じような懸念を抱いている人の参考になるといいなーという気持ちもあるのですが、その割には独自要素の説明とかあんまりちゃんとするつもりはないので中途半端な記事になりそう。あと、ゆるふわと言っても1点だけ例外があり、探索だけは隅から隅まで歩き通す勢いでガチってます。そこはもう主目的なので……。
最初に:現状こんな感じ
冒険ランクは31。冒険ランクでメインシナリオの進行にロックがかかるわけですが、ロックがかかったら探索しながら冒険ランクを上げて、ロック解除されたらメイン進行……という繰り返しで、「探索し尽くしたのに冒険ランクが足りないのでメインクエストの進行ができない」という状態には陥りませんでした。
開けた宝箱の数は、執筆時現在(璃月の探索が一通り終了)でモンドが256、璃月が566。どちらも、それぞれの地域の探索をテーマとしたアチーブメントの達成に至っていません。恐らく敵が守っている宝箱の大多数をスルーしているのが大きいと思います(この辺の詳細は後述)。それでも問題なく、行き詰まることなくメインクエストを最新まで進めることができました。
ここから次のコンテンツ追加までの間に、冒険ランクを先に上げておく、というのは積極的にはやらないつもりです。個人的には、探索やメインクエスト進行をしているうちに自然と上がるのが理想かなと……。冒険ランクと世界ランク(敵の強さ)が連動しているため、上げておかないと戦力面で探索やメイン進行に行き詰まる、ということはなさそうですし。デイリークエスト+α程度をちょいちょいやりつつ、必要に応じて&気が向いたら&時間があれば討伐や秘境(ダンジョン)で素材集めも多少は、くらいかな。次のメインクエストが追加されたときに開放可能なくらいには冒険ランク上がってるのが理想ですが、いくつなんだろうなー。
約1カ月プレイして、璃月の探索終了時点の紀行Lvは11。天空紀行は未解放です。
探索のメインチームはこんな感じ。なるべくメンバーを入れ替えずに、探索中の各種状況への対処も戦闘もこなせるようにというコンセプトです。璃月では主人公の岩属性スキルが必須のギミックが結構あるので岩属性にしていますが、かといって風スキルを使うギミックが無いわけではないので、風キャラが他に居ない頃は大変でした(七天神像まで行かないと属性切り替えられないので……)。少し前にスクロースが来てくれたので、ギミックに必要な時だけ入れ替えています。
- ノエル:シールド張り役、回復役(シールド中の攻撃により確率で回復する能力あり)、盾砕き役、準メインアタッカー。探索では鉱石採掘も担当。うちの大黒柱です。
- 刻晴:メインアタッカー、雷楔でちょっと上空へ移動する役。ウェンティは居ないのですがその代わり彼女が居れば、ちょっと手が届かない所に移動できるので助かってます。風の結界みたいので守られてる宝箱も高所探して滑翔とかしないでも上に回り込んで取れます。
- アンバー:炎元素を使うギミック、弓が実質必須なギミックは多いのでその担当。戦闘では弱点狙撃や、炎元素撒いて刻晴に繋げる過負荷コンボの始動役を担当。敵の攻撃に晒されるような状況でも、ノエルでシールド張ってじっくりチャージ狙撃ができるのがいい感じです。
- 主人公(岩):重りが必要なギミック(必須)、足場作り(刻晴で間に合う場合も多い)を担当。戦闘では命ノ星座の効果により元素爆発でできた岩山の内側では会心率が上がったりするので、これでアタッカーをサポートなど(会心率は10%上昇なのでそこまで大きな効果ではないですが……)。あとは半ば結果的にですが、岩元素の元素共鳴を起こせるという側面も。
……正直、探索における能力の使用頻度や戦闘のことを考えると氷キャラあたりを入れるのが手堅いと思うのですが、やっぱチームに主人公は入れておきたいんですよね……。シナリオ進行上はチームに主人公が入ってても入ってなくても「そこに居ることになっている」ことに違いはないとは思いますが、探索メンバーに自分の分身とも言える存在が居ないのは……やっぱ寂しいなぁと……。
とまあそんな感じで。ちと前置きが長くなってしまったな。以下、こういう感じでプレイしてますという話をしていきます。
課金アイテム → 未購入
いきなりそこか、という感じですが、まあ気になる点ではあるでしょうし。いわゆる無課金というやつです。いやね~、既にコンシューマ一本分くらいはゆうに遊んだので、対価を支払いたいという気持ちもあるのですが。そうは言っても必要性を一切感じてないのに課金アイテム買うのも変な話で。また正直、「無課金でも十分やっていけるのを実証し続けたい」という気持ちもあります。その代わり実用性とファンアイテムを兼ねたグッズ……例えばノエルのキーホルダーとか出たら買いますので……
キャラに関しては、メインクエストで確定加入のアンバーとガイア、初心者応援祈願(ガチャ)で確定加入のノエル、それに主人公でまずまずやって行けると思いますし、深境螺旋(やり込み系ダンジョン)をある程度進めれば確定加入の香菱、冒険ランクを20まで上げれば確定加入のバーバラ(これはバージョン1.1実装までの期間限定でそろそろ期限が見えていますが)まで入れれば対応可能な範囲はかなり広がるかなと。祈願の確率が渋いと言えば渋いのですが、その分確定加入が太っ腹なのでトントンかなと思います。
もちろん、キャラが増えればその分できることが増えてより楽しいのは間違いないですが。実際うちに来てくれた唯一の☆5キャラである刻晴はメインアタッカーですしねー。ただ☆4(キャラはこれが基本)との間で如実なステータス差があるような感じではなく、そもそも各キャラの能力が操作性が変わるレベルでユニークで誰も誰の代わりにはならないという感じなので、☆5キャラ居ないと無理……みたいのは全然ないかなあと。
キャラが被ることで開放させていける特殊能力(命ノ星座)も、あくまでプラスアルファで個性を際立たせていったりという感じで、開放すればするほど強いのは間違いないですが、されていなくても役割を十分に果たせると思います。個人的にはノエルの命ノ星座を1つ開放すると回復役としての役割が確実になる(確率発動の回復が、一定条件で確定発動になる)のでここは是非重ねたいなと思っていたのですが、執筆時現在開催中のピックアップ祈願で、☆5よりもむしろノエル来てくれと願ったら最初の10連でノエル来てくれました。運命かな?
デイリー任務 → シナリオがあるものだけ
自分の基本的なプレイ方針として、探索とシナリオのある要素は是非ともやる、ないものは適当に、という感じです。毎日4つずつ追加されるデイリー任務、いわゆるデイリークエストも、どこどこに居る敵を倒してこい、というだけのものは基本スルーしています。ただ、ちょっとしたものですがシナリオがあるクエストもあるので、こちらはやっています。
まあ本当にちょっとしたお使いですが、選択肢で内容が分岐したり、突然時間制限ありのお届け物が始まったりと、結構バラエティに富んでいて飽きさせないし、町の人々の日常みたいのが垣間見えて面白かったりします。旅館の壊れた階段を直すなんていうイベントがデイリークエストで発生するのもほほーって感じでした(しかも続きもの)。
……と、まあ、これまではそうだったのですが。メインクエストと探索が一段落したので、むしろ次の大型更新までの繋ぎとして、敵を倒すだけのデイリークエストもしばらくはやっちゃおうかなぁと思ったりしています。伝説任務の開放のためにも必要ですしね(「シナリオのある要素」に関連があるならやるのも吝かではない)。またメインクエストや探索を進行するようになったらお休みするとは思いますが。
探索中の戦闘 → ざっくり7割はスルー
とにかく探索が最優先なので、その合間に敵と遭遇しても基本はスルーします。倒すと開けられるようになる宝箱がある場合もスルー。周囲をじっくり探索したい時に邪魔され続けて、流石に鬱陶しいなと思ったところで初めて戦う、くらいの感じです。敵の攻撃を無視して通り抜けたり、敵とは関係ない宝箱を開けて立ち去ったりする際にはノエルのシールドを張ると邪魔されずに済むので重宝しています。
ヒルチャールの集落をこっちから襲って宝箱ゲットというのも一切やっていません。ただ探索はしたいので、シールド張って突っ込んで、めちゃめちゃわらわら寄ってくる中を一通り確認して逃げ去るというヒット&アウェイをやってます。
ざっくりとした体感値ですが、探索中に遭遇した敵とまともに戦った率は、3割程度かなー。宝箱を開けた数が少ないのはこれが理由だと思います。探索で仕掛けを解いたりはバリバリにやってるので。こんな進め方でメインクエストを滞りなく進行できるくらい冒険ランク上げられるのか?というのが若干の懸念事項でしたが、探索してたら問題なく上がりました。よかったよかった。
あとはこの進め方だと、キャラクターや武器のレベルの限界突破に必要なドロップ素材が足りなくなるわけですが……ここまでは何とか、祈願の際にもらえるスターダストの交換で賄えました。在庫に限りはありますが月ごとにリセットされるっぽいので、数カ月かけてちまちま集めれば何とかなるかな?別にレベル上げを急ぐつもりもないので。とはいえ、スターダスト自体もそろそろ残数が心許なくなってきたので尽きたらどうしようって感じではありますね。前述の通りしばらくは敵を倒すタイプのデイリークエストもやるつもりなので、ヒルチャール関係の素材なんかはそこそこ集まりそうではありますが。
ちなみにここまでの話の例外として、宝盗団は襲ってきたら基本、倒してます。これはもう完全に気分の問題なんですが、魔物なんかはテリトリーに入らなければ基本的には危険な存在ではないと思うのですが(アビスに唆されてヒルチャールがモンドを襲うみたいな話はあったと思いますが、逆に言えばそういうのがなければ棲み分け可能っぽい気がする)、人を見ると見境無しに襲ってくる「人間」、放っておくと一般人にも悪さしそうじゃん……。真に恐ろしいのは人間という話ですな(なんだこのオチ……)
天然樹脂(スタミナ) → ほぼ存在をスルー
モラや経験値アイテムを得られる地脈の花芽や、素材系の秘境で消費する天然樹脂。これがスマホRPGなどのスタミナに相当するものだと気付いたのも結構プレイを進めてからだったのですが、気付いてからも基本、存在をスルーしています。「勿体ないから欠かす消費しなきゃ」みたいに考えるとプレイに義務感が発生して、そのうち面倒という気持ちに変わっていくだろうというのが経験上目に見えていますので。前述の通り、気持ち的にはスタンドアロンのゲームだと思ってやっています。
その上で、モラが足りずに困ったら地脈の花芽を、限界突破素材が足りなくなったら秘境をと、必要に応じてその都度ちょいちょい消費、という感じですね。普段全然消費しない分、回復させるためのアイテムも余っているので惜しまずに使って、目的を達成したらまた存在を忘れる……という繰り返しです。
紀行(ミッション) → ほぼ存在をスルー
いわゆるデイリーミッション、ウィークリーミッションの類ですね。自分の場合あらゆるゲームにおいて、この手のミッションは基本的に存在を気にしないようにしています。樹脂同様にこちらも経験上、日々のタスクみたいのを意識し出すと義務感から面倒くさいとう感情へ一直線なのが目に見えているので……。
気にしなくても達成条件を満たせば通知は出るので、そこは素直にチェックして報酬があればいただいています。いつまでもアイコンにマークが付き続けるのも気になりますし。そんくらいの付き合い方で十分かなーと。
っと、そう言えばここにも一応、課金要素ありましたね。天空紀行。これを開放して、さらに一定レベルになると入手できる武器……これがどうしても欲しいとなったら、もしかしたら多少は頑張っちゃったかもしれないのですが、少なくとも今シーンズンはいまいちピンと来る効果のものがなくて……。香菱は会心特化ビルドを目指しているので会心率の上がる死闘の槍はちょっと気にはなるのですが、同じく会心率が上がる白纓槍の特性(精錬ランク5まで上げたので通常攻撃のダメージ+48%)も強いのでこっちでいいかなーと。☆3武器は精錬ランクを上げやすいので武器の特性を最大限発揮できるというメリットがあるので一概に☆4以上がいいとは言えないかなーと(無課金並みの感想)。
……と、思ってたのですが、今ちょっと気になって調べたら、死闘の槍で上がる会心率って白纓槍よりずっと高いんだな……。うーん、これはちょっと気になってきました。無理せず紀行Lv20まで上げられるなら(ギリギリ何とかなりそうな気がする)、真珠の歌を購入して紀行Lv+10して死闘の槍、ゲットしちゃおっかな……。
というわけで見出しに偽りありですが、現状では紀行は「そこそこ気にする」くらいです。記事書いてるうちに気が変わってしまった……。何がなんでもLv20到達を目指すというほどではないですが、普通にプレイしてて何とかなりそうならもう一息頑張る、くらいはしちゃうかもしれません。
聖遺物セッティング → (一部を除き)わりと適当
いわゆるアクセサリ的な装備品。5タイプ装備できるうち、最大HPが上がる花と攻撃力が上がる羽根以外は上がるステータスはランダム。さらにメインのステータス以外にもランダムでステータス上昇効果あり……と、こだわろうと思えばいくらでもこだわれるやり込み要素かと思います。
……が、自分は少なくとも今のところは、厳選とか面倒なので適当です。セットでの発動効果を目当てに適当に見繕うくらいで、Lv上げもほとんどしていません。例外としてノエルだけは重点的に強化したいので、今のところ稀少な☆4聖遺物で固めて、効果がいい感じのものはLvも限界まで上げています。この程度で、探索やメインクエスト進行くらいなら問題なく進められています。
まあこの辺はそもそも、世界ランクがもっと上がって☆4聖遺物がポロポロ手に入るようになってからが本番だろうなとは思います。ただいずれにせよ、普通に探索などで手に入ったものを厳選していく程度で、聖遺物目当ての秘境周回といった、いわゆるハクスラ要素には手を出さないつもりです。どう考えても沼なので……。
おまけあるいは本題:ノエルをすこれ
とまあ、こんな感じで探索以外はゆるゆるっとやってるけど十分遊べてます、という話でした。
ところで、魅力的なキャラの多い原神ですが、私の一番の推しは西風騎士団のメイドにして騎士見習い、ノエルさんです。勘のいい人にはここまでの内容でバレてしまっているかもしれませんが……。メインチームの話にも書きましたが、本当にマルチに活躍してくれるスーパーメイド。戦闘がメインとなる秘境では敵に応じてチームメンバーは変動しますが、彼女だけはほぼ100%固定です。準メイン級のアタッカーをしながらHP回復もできる、というのが非常に大きいですね。元素爆発で通常攻撃が強化された状態だと、攻撃範囲が「無双シリーズか?」ってくらい広がるので、大量の敵を制限時間内に倒すみたいなチャレンジでも大活躍です。
武器は鍛造で入手できる白影の剣を。サブで上昇するステータスが防御力というのもノエルと噛み合ってますし、攻撃力と防御力が上がっていく特性も手堅くていい感じですね。鍛造用のアイテムが入手でき次第リソースを優先して注ぎ込んで、精錬ランクを上げていきたいと思っています。いや、全部の武器の性能をチェックしたわけじゃないので、もっとノエルに相応しい☆4~☆5武器が今後手に入るかもしれませんが……その時はその時ということで。
ビジュアル的にも可愛いし格好いいし(アーマードメイド!)、ボイスも心地良いし(壁登りのときの「よいっ!」って掛け声が可愛い)探索時の操作キャラはほぼ彼女にしています。鉱石があったときすぐ採掘しやすい、敵と遭遇したときシールド張りやすいという実利面の理由もありますが。
伝説任務(特定キャラクターにフォーカスしたサブクエスト)がまだないので(条件を満たしてなくて出せてないだけかもしれませんが)人となりを深く知ることはまだできていませんが、各種ボイスや伝聞とかから伝わってくる印象だとすごく頑張ってるええ子やなと……。西風騎士団の文献とかでちょいちょい有能っぷりが言及されてるのが面白いんですよね。
あと最近は刻晴も格好いい&可愛いな~ということでお気に入りですが(流れるようにコンボを決める通常攻撃のモーションが凄い!)、こちらも今のところは詳しい人となりは不明。璃月の七星だし、今後メインストーリーに絡んできたりするのかな……? 他には中二病キャラであるフィッシュルのCVが内田真礼さんとかハマり役すぎやろ!とか、アンバーもやっぱ最初からの付き合いで思い入れあるなあ(序章終盤で出会った頃を振り返るとことかちょっとじんと来ちゃった)とか……いくらでも語る事ありますがきりがないのでこの辺で。
さておき、そんなノエルが初心者応援10連祈願で100%確定でお迎えできるし、ゆるゆるプレイしても十分やっていける原神を始めてみませんか?という話でした……そうだったっけ?いや、本当に偶然(昨日璃月の探索が終わったのでこの記事を書き始めました)なのですが、たまたま今日(10月28日)から招待キャンペーンなんてものが始まったので、ついでなので乗っかっておこうかなと……。
というわけで、わたくしの招待コード「ANSPH4IN」を冒険ランク7以下の方が入力すると、お互いに報酬があるみたいなのでよろしければ是非。期間は2020年11月28日の0:59まで。キャンペーンの詳細はこちら。
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