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[作品紹介]Princess Saviour(プリンセスセイバー)

[作品紹介]Princess Saviour(プリンセスセイバー)
  • 制作:稲穂スタジオ
  • プラットフォーム:Windows
  • 配布形態:フリーゲーム
  • プレイ時間:20~30時間(公称)
  • 戦闘システム:CTB
  • こんな人にお勧め:戦略性のあるCTBが好きな人、ザコ戦をなるべくしたくない人、中二病全開のストーリーが好きな人

第3回WOLF RPGエディターコンテスト(ウディコン)に体験版を出品、第4回に完成版を出品(総合5位)。体験版の時から期待していましたが完成版でドはまりしてしまい2周してしまいました。同作者によるスピンオフ「Another Saviour」も公開されたほか世界観に繋がりのある次回作も制作されており(2014年6月時点)、筆者がフリーゲームでいま一番好きなシリーズです。

システム面での特徴は、戦闘やキャラクターカスタマイズなど、RPGで頭を使う、楽しい所に独自システムを存分に詰め込んでおり、その一方で必要以上ザコ戦やアイテム補給など、作業になりがちな部分をオミットできる仕組みを備えていること。戦闘はCTBで、さまざまな要素により行動順を制御できるほか、敵・味方ともHPの他に魔力障壁「AFF」を備えており、これを崩してどうHPにダメージを与えていくかが戦略の肝となっています。

シナリオは、外部から閉ざされた国「フェルアルナ」で、「10人の王と姫」と呼ばれる超越者の一人である「吸血姫」ユーカとその仲間達が、とある理由により他の王と姫と戦うためフェルアルナを旅する……というもの。中二病全開の設定に癖のある台詞回しと、やや(結構?)人を選ぶ内容でリリース直後から議論を呼んでいましたが、私は思いっきりハマりました。プレイを進めていると(とくに記憶喪失の少女「ミゾカ」まわりで)時系列に矛盾を感じる点があるかもしれませんが、のちのちきっちり種明かしされますのでごあんしんください。

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